眼鏡をトイレに流した話
この話はタイトルの時点で落ち感があるのですが頑張って書いてみます。
数年前まだ私が東海地方で学生をしていたころ、学生向けマンションに住んでいました。
築20年越えの家賃3万9千円(駅から徒歩1分)でしたが、なかなか気に入ってました。しかし安い物件は大体ユニットバスの例にもれず、私の家もユニットバスでした。なので収納スペースがほとんどなく、貯水タンクの上によく眼鏡やヘアワックスを置いたりしていました。
そんなある日、眼鏡をタンクの上に放置している状態でトイレを流していると、不意に肘で眼鏡を便器に落としてしまいました。そのまま1つしかもっていない眼鏡がパイプの中に消えていった時の絶望感は半端なかったです。
裸眼視力が0.1もないため眼鏡を買いに外出するのすら困難なわけですし、余計な出費もかかるためうろたえていました。しかし数舜後、謎の確信が生まれたのです。
これもしかして便器に手を突っ込んだら眼鏡残ってるんじゃね?って確信です。
その時はゴム手袋も何も持っていませんでしたが、これは早く対処するべきことだとおもい素手でいきました!
そうするとなんてことでしょう、手が届く範囲に眼鏡があるではないですか。
手首を曲げてぎりぎり触れる距離だったので、頑張って救出しました。
その眼鏡はすごい思い入れのある眼鏡なんですね。
私が高校を卒業してフリーター生活を送っていたころ、使っていた眼鏡の度が合わなくて矯正視力が0.5~0.7しかなく自動車学校で問題が起きてしまったため、お金がないなか必死こいて捻出お金で買った品です。
当時は九州の片田舎で時給700円で働いていたので、月の収入は10万円ぐらいしかありません。それに家にはほとんど居なかったので、それなりに出費も多いため眼鏡を買うための数万円を捻出するのは本当につらかったです。
トイレに眼鏡を落とした頃にはそこそこ年季が入った眼鏡になっていましたが、それでも苦労して買ったものなので救えて本当に当時は安心しました。
以上が眼鏡をトイレに流した話の顛末です。
今では矯正しなくていい程度の乱視がひどくてまた新しい眼鏡を買おうかかんがえています。